生前整理に関する意識と実態調査2021年
何かあってからでは困るため、早めにやっておきたい生前整理ですが、取り組みにくいことでもあります。60歳以上の高齢な親を持つ人200人にアンケートを行いました。
<回答者のデータ>
60歳以上の高齢な親を持ち、別の都道府県に住む200人。
※親が70代・80代以上の方も多くいました。
質問と回答結果をご紹介します。
Q1. 生前整理という言葉を聞いたことがありますか?
・はい :93.5%
・いいえ:6.5%
Q.2 生前整理を行っていますか?
・はい :20.5%
・いいえ:79.5%
まだ生前整理を行っていない人のほうが多かったです。
生前整理を行っている人の理由としては、主に以下のものがありました。
・亡くなってからでは困るから
・元気で話せるうちに片付けたいから
・片方の親が亡くなった時に大変だったから
・お互いの負担を軽くしたいから
生前整理を行っていない理由としては、主に以下のものがありました。
・親がまだ元気だから
・必要性を感じないから
・そういった話を切り出しにくい
・親が嫌がるから
Q3. 遺言書は作っていますか?
・はい :3.0%
・いいえ:97.0%
Q4. 生前整理として行っていることを教えて下さい。
・実家の不用品の整理 :36.0%
・家具や家電の整理 :13.0%
・株・現金・不動産などの金融資産の整理:13.5%
・IDやパスワードの整理:9.0%
・アルバムなど思い出の品の整理:11.5%
・死んだ後のことに関する話し合い:21.0%
・親の友人や知人の連絡先の確認:7.5%
・葬式の準備:7.5%
・お墓の準備:20.0%
・その他:5.0%
不用品の整理は取り組みやすいのもあり、取り組んでいる方が多くいました。
回答者の具体的なコメント
生前整理について現在の状況を書いていただいたので、いくつかご紹介します。
◯40歳男性(両親は父親73歳、母親70歳)
「両親が亡くなった後の実家をどうするかとかは兄弟で話したことはあるが全く行動には移せていない現実がある。」
◯29歳女性(両親は父親75歳、母親66歳)
「最近、実家の引っ越しを行った際、あまりにも物が多すぎて引っ越しが大変だったので、物を増やさない、不用品は処分しようということになり整理をしている。お墓に関しては、昔から墓地用の土地を持っているため、お寺との付き合いを続けて、いざというとき困らないようにしている。金融資産、遺産などについては、まだ両親共に元気なので行っていない。
◯48歳女性(母親72歳)
「生前整理として金融資産の管理や死んだ後のことについての話し合いができていないのは遠くに住んでいてじっくり話し合う機会や時間がないから。兄弟とも話し合う必要があるがその機会もないから。」
■調査概要
調査時期:2021年3月24日
調査方法:インターネット調査
調査対象:60歳以上の高齢な親を持ち、別の都道府県に住む200人
エコリサイクルセンターでは、遺品整理や生前整理をお手伝いしています。困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。