安い引越し業者の探し方と引越後の必要な手続き
これから引越しをされる方へ
これから引越しをされる方にとって、気になるのが引越の費用ですよね。
様々な引越し業者やサービスがあるけど、どれを選んでいいのか分からないですよね。また引越し後の、細かい住所変更などの手続きも気になるところです。
そこで安い引越し業者の探し方と、引越後の必要な手続きについて、誰でも簡単に進められる方法をまとめました。これから引越しをされる方の手助けになれば幸いです。
安い引越し業者の探し方
引越業者といっても、サカイ引越しセンター、日本通運、アート引越しセンターなど大手引越業者や、地元密着型の中小企業や、短距離引越しで荷物量も少ない方向けの赤帽など様々です。
あまり利用した経験が無いからと、安易に知名度から大手引越会社に決めるのではなく、他の中小業者や赤帽なども含めて、料金やサービス内容など総合的に比較することが大切です。
料金を抑えるためのポイントや注意点をまとめましたので、参考にしていただければと思います。
1.料金が安くなる日を指定する
まず引越し料金を安くする方法は
『引越しシーズンや、土日・祝日を避けること』です。
引越しシーズンや土日・祝日など、引越業者は忙しくので、わざわざ引越料金を安くする必要がありません。
逆にその日を避ければ、料金が安くなる可能性があります。
【引っ越しシーズンを避ける】
春(2月後半~4月前半)は就職、転職、大学進学などで、引っ越す人が増えます。
また秋(9月~10月)は転職の季節で、この時期も引越会社は忙しくなる傾向にあります。
そのため上記の時期を避ければ、料金が安くなる可能性があります。
【月末を避ける】
賃貸物件に住んでいる方などは、月末まで契約を残すことが多いので、月末に引っ越す人が増えます。
そのため上旬、中旬のほうが、料金が安くなる可能性があります。
【平日を指定する】
社会人の方などは仕事がありますので、休日でなければなかなか引っ越しが出来ません。
そのため、土・日・祝日に引越を希望する人が多く、引越し業者も忙しくなります。
逆に土・日・祝日を避ければ、料金も安くなる可能性があります。
2.引越時間を引越業者に合わせる
引越し時間を、引越会社のスケジュールに合わせる方法です。
業者の都合に合わせるため、値引き幅が大きくなり、料金が安くなる可能性があります。
3.荷造り、荷解きは自分たちでする
引越業者がする作業は荷物の搬出、搬入のみとすれば、料金が大きく下がります。
ただ電化製品(TV・パソコン・冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機など)の梱包は素人が行うと、壁に傷を付けたり、故障などのトラブルになることがあるので、電化製品の梱包と搬出は引越会社のスタッフが行ってくれることが普通です。
4.大手引越業者と中小引越業者の比較
大手引越業者と中小引越業者はそれぞれメリットデメリットがあります。
【大手引越業者の特徴】
<メリット>
・長距離の引っ越しにも対応
・さまざまなプラン(コース・パック)、有料サービスが用意されている。
・研修などによって、スタッフの教育が行き届いている。
<デメリット>
・引越料金が中小よりも高くなる事が多い。
【中小引越業者の特徴】
<メリット>
・引越料金が大手よりも安い事が多い。
・引っ越しする側の都合に合わせて柔軟に対応してくれる業者が多い。
<デメリット>
・長距離の引っ越しには対応していないことがある。
・オプションの種類が少ない。
・何かあった時の補償が不安。
大手引越業者がおススメな場合:長距離やファミリー向け、安心を得たい方
中小引越業者がおススメな場合:近距離や料金を少しでも安くしたい方
しかし一概に決め付けるのではなく、その時の状況によって臨機応変に選ぶことが大切です。
5.安い引越業者を選ぶ(引越し無料一括見積を利用する)
その時の状況によって料金は変化するため、残念ながら答えは分かりません。
【引越一括見積りサイトを利用する】
数社~数十社から見積もりが取れるため、非常に効率的です。
利用時には下記の情報を用意しておきましょう。詳細に見積もりが取れます。
・現住所と新居の情報:住所、間取り(1R/1LDKなど)、何階か、エレベーターの有無
・荷物の情報 :テレビ、ソファ、テーブル、冷蔵庫、洗濯機、段ボールの数等
・引越し人数と引越予定日の情報
【一括見積り後の注意点】
但し見積りは“概算”見積もりのため、後日、訪問か電話での詳細見積りが必要です。
そのため、まず3~5社に絞りましょう。その後直接連絡して、詳細な見積りをもらいましょう。
6.引越料金の値引き交渉
引越し料金を少しでも格安にしたいのであれば、引越し料金の値引き交渉は必ずしなければなりません!
ここで前述の知識を活かして交渉してみましょう!
・1.料金が安くなる日を指定する
・2.引越時間を引越業者に合わせる
・3.荷造り、荷解きは自分たちでする
引越後の必要な手続き
引越し後の手続きは、忘れていると新生活に支障が出ることもあります。
引越し作業が終わったら、できるだけ早めに終わらせてしまいましょう。
必要な手続きは、各市区町村の役所の状況により異なるので、事前に確認しておきましょう。
1.転入届と住民票の取得
引越し後14日以内に、前住所の役所で入手した「転出証明書」と身分証明書、印鑑を持参の上、「転入届」を提出します。
そのとき住民票も併せて発行してもらっておきましょう。
2.印鑑登録
「転入届」を提出するのと合わせて、印鑑登録の手続きをします。
必要な持ち物は印鑑と本人確認資料です。代理人が手続きする場合は、委任状と代理人の印鑑が必要です。
あとは役所においてある以下の申請用紙を記載して、手続きをしてもらったら完了です。
3.運転免許の住所変更
運転免許証の住所変更は、運転免許センターまたは管轄の警察署にて行います。
手続きには、運転免許証と印鑑、新住所を確認できるもの(住民票など)が必要です。
4.国民年金・国民健康保険の手続き
サラリーマンの方は会社にて行って頂くため、あまりに気にする必要はありません。
個人の方は手続きがあります。
国民健康保険は新たに申し込みをすることになります。
転入届と同時に登録してくれるところもあります。
別申請の場合は、転出証明書、身分証明書、引き落としにする場合は銀行口座の印鑑も必要です。
国民年金は住所変更のみです。(国民年金手帳持参)。
5.転校書類の手配
転校前の学校から、「在学証明書」と「教科書給与証明書」を発行して頂きましょう。
また、「転校届(転学届)」という書類を提出する場合があります。用紙は学校にあります。
6.その他、福祉・医療・手当関係の手続き
市区町村役所で行う手続きには、ほかにも、乳児医療費助成や児童手当、介護保険、後期高齢者医療費助成などの福祉医療や手当に関する手続きがあります。該当する方は、事前に必要書類を確認の上、同じタイミングで手続きを終えられるようにしておきましょう。
7.引越しのお知らせをハガキやメールで周知する
一通りの手続きも終えて、友達に遊びに来てもらっても大丈夫な状態になったら、引越しのお知らせをハガキやメールで周知しましょう。お疲れ様でした!
まとめ
いかがでしたか?
引越の料金を下げるのはいろいろなポイントがありますが、ここに書いたことに沿って進めれば、それほど難しくなく進められると思います。
また引越し後の手続きは面倒ですが、事前に必要な手続きを把握しておけば、それほど難しくないと思います。
スムーズに引越しを終えて、楽しい新生活をお送りください!